広島空港でアシアナ機事故、23人けが 着陸時に接触

14日午後8時すぎ、韓国・ソウル(仁川)発広島行きアシアナ航空162便(乗客・乗員計82人)が広島空港(広島県三原市)で着陸した際、滑走路からそれて機体が何かにぶつかった。広島県三原市消防本部によると、23人がけがを訴えているが、いずれも軽傷とみられるという。

 また、尾道市消防局によると、日本人の46歳の女性が額から出血、29歳女性が腰や首に痛みを訴えているほか、外国人1人が足の打撲をしたことがわかっている。

 広島空港総務課によると、同便は仁川空港を午後6時半に出発し、午後8時に着陸する予定だった。機体はエアバス社製で、東西方向の滑走路に西側から着陸する際、南側に外れて芝生上に止まった。幼児1人を含む乗客74人、乗員8人は全員、脱出用シューターを利用して機外に出て、徒歩でターミナルに避難。火災は発生していないが、消防が機体の冷却作業をしているという。

 当時、空港周辺では小雨が降っていた。この事故の影響で滑走路を閉鎖。東京から広島に向かっていた2便が引き返したほか、3便が到着先を変更した。

韓亞航空1架客機降落日本廣島機場時衝出跑道,23人受傷。 出事的A320客機載有81名乘客和機組人員,由南韓仁川出發,當地晚上8時許,降落廣島機場時衝出跑道,機體後部與跑道摩擦,產生火花,機組人員打開逃生滑梯,緊急疏散乘客。機場啟動救助措施,大批消防車到場戒備。