中国LCC 関空に就航

 中国の格安航空会社(LCC※)「春秋航空」が15日、関西空港に新規就航し、関空―上海線開設の記念式典が行われた。関空へのLCC就航は11社目で、1日1往復の週7便運航する。

 上海からの初便で関空に到着した同社の王正華(ワンジェンフォア)会長は「関西の経済効果に貢献するため、まずは週7便運航を確実にし、増便も検討する」と述べた。

 通常運賃の最安値は片道3000円からで、繁忙期や購入方法で変動し、平均運賃は1万円前後。この日の関空出発便はほぼ満席で、観光で上海に向かう守口市の主婦森本多恵さん(31)は「低運賃は魅力的。頻繁に利用するかも」と話した。

 就航記念として、同社は25~27日、関空から上海を片道1円(4月20~30日の各日限定10席の搭乗分、燃油サーチャージなど別途必要)で販売する。

 ※LCC=low‐cost carrier

(2014年3月16日 読売新聞)